食と暮らしのエトセトラ

座りっぱなしのお仕事だから。ワークスペースにこだわりを

Webデザイナーは基本的に1日じゅう座りっぱなしで、PC(Mac)のディスプレイと睨めっこしなくてはならないお仕事です。
座りっぱなしが身体によくないのはわかっているけれど、できる限り効率的に作業して身体への負担を減らすため、快適なワークスペースにはこだわってみたいと思うのです。

は会社員なので日中はもちろんオフィスで働きます。だけど家で何かしら作業をすることも多く、Writing Modeのようなプライベートワークは当然家で行うわけで、自宅のワークスペースにもそれなりのこだわりを持っているつもりです。

ワークスペースの最適化にはふたつの考え方があって、ひとつはいかに座っている時間を減らすかということ。つまり、作業の効率化・スピードアップのためのワークスペース最適化。そして、もうひとつはいかに快適に座って作業できるかということ。つまり、長時間座っても疲れにくいワークスペースの構築です。

マルチディスプレイはWebデザイナーにとって必須の作業環境

僕は会社でも自宅でも、マルチディスプレイで作業しています。
会社では上司に相当ワガママを言ってマルチディスプレイにしてもらったのですが、やっぱりマルチディスプレイだと格段に生産効率が上がると思っています。

特にコーディングを行う場合に、検証用ブラウザとDreamweaverのコードビューを同時に確認できることがもっとも嬉しい。
コーディングという作業は書いてはチェック、書いてはチェックの繰り返し。正面のメインディスプレイでコーディングしながら、左にあるサブディスプレイで表示チェックを行えば、いちいちアプリを閉じたり開いたり、みたいなことは無くなります。
もちろんデザイン作業をするときだって、企画書を書くときだって、サブディスプレイでメーラーやWebブラウザをチェックし、メインディスプレイに作業を集中させるだけでだいぶ生産効率は上がります。

Griffin Elevator Laptop StandとMacBook Pro(13インチ)。MacBook Proの電源はThunderbolt Display経由で供給されるので配線スッキリ

もっとも自宅の場合はマルチディスプレイと言っても、MacBook ProをThunderboltディスプレイに繋いだものです。
僕は、プライベートのMacは基本的にノート派。ソファでダラダラしながらMacを弄ることもあるし、もちろん外を持ち歩くこともある。そして、ガッツリ仕事とかデザイン作業をしたいときだけThunderbolt Displayに繋いで大きな画面を使う。それが自分のスタイルには一番あったMacの使い方だと思ってます。

MacBookをThunderbolt Displayに繋ぐときにおすすめなのが、MacBook用のスタンド。左右のディスプレイの高さを揃えられることに加えて、MacBook下部に空間を作ることで冷却効果もあります。
デザインとコストパフォーマンスの両面を踏まえて僕が選んだのは、 Griffin Elevator Laptop Stand 。13インチから17インチまで、すべてのMacBook Proシリーズで使えて、なかなかカッコいい。そして、思ったよりも丈夫で安定しています。オススメです。

新品 Griffin Elevator Laptop Stand

快適に座るために

自宅のデスクはIKEAで9,900円で購入したリーズナブルなものなのですが、椅子にはこだわってアーロンチェアを愛用しています。

僕のアーロンチェアは、ポスチャーフィット フル装備 Bサイズ グラファイトカラー/タキシードで約14万円。アーロンチェアは、材質・機能・サイズ・張り地にいくつか種類があって、それぞれ好きなものを選ぶことができます。材質と張り地はデザインの好みによるところが大きいですが、機能とサイズは重要なので、ぜひ実際に試座してから購入したほうがよいと思います。
東京だと、二重橋前にあるハーマンミラーストアで店員さんにアドバイスをもらいながら試座することができます。安い買い物ではないので後悔しないように、購入を検討される場合はぜひハーマンミラーストアに足を運ぶことをオススメします。

足がしっかり地面に着かない場合はフットレストの使用がおすすめ

アーロンチェアはやっぱり快適です。それはもう、会社より家で仕事をしたいぐらいに。
リクライニングを効かせて深く腰かけ、肘掛けに肘を乗せながら作業します。ただし、深く椅子に腰掛けてデスクの高さにアーロンチェアの着座位置を合わせると、小柄な僕はどうしても足が床から少し浮いた状態になってしまいます。そんなときにはフットレストがオススメです。

僕が使っているのは SANWA SUPPLY MR-FR1 エルゴノミクスフットレスト 。サンワサプライのWebサイトでは靴を履いた状態で使用していますが、別に裸足でも何の問題もなく使えます。角度調整が可能なので、アーロンチェアと合わせてベストな着座体制を作ることができます。

SANWA SUPPLY MR-FR1 エルゴノミクスフットレスト

アーロンチェアはワークチェアなので、集中して作業しているときにはヘッドレストが必要ないように設計されている。だけど、ちょっと休憩して頭をヘッドレストに預けたいときだってあるのだ

そして最近、僕はアーロンチェアにもうひとつオプションを付けました。頭を支えてくれるヘッドレストです。
ワーキングチェアであるアーロンチェアは基本的にはやや前傾姿勢で座ることになるので、集中して作業している際にはヘッドレストは不要です。ただし、ちょっと休憩みたいな感じで頭を預けたいときにヘッドレストがあるといいなぁと感じることがあります。

アーロンチェアには純正のヘッドレストがないのでサードパーティ製のものを付けるしかないのですが、個人的にオススメなのは VendorGearのHeadrest for Herman Miller Aeron Chair というヘッドレスト。海外からの輸入品ですが、Amazonで買うことができます。
取り付けは付属のレンチで行い、ものの数分です。デザインもアーロンチェア本体に馴染んで違和感がありません。

アーロンチェアー専用ヘッドレスト メッシュタイプ

それでも座りっぱなしはよくない

いくら快適なワークスペースだからって、座りっぱなしはやはりよくありません。

僕は会社でもなるべく長時間同じ姿勢で座り続けるのは避けるようにしてます。少しでも集中が切れたと思ったら、座っていないで、いっそのこと席を立ってしまう。たばこを吸う人はちょっと一服という感じなんだろうけど、僕はたばこを吸わないので、マグボトルに水を汲みに行くとか近所のコンビニに行くとか。

どんなに快適なワークスペースだろうと、長時間座り続けるのはやはり身体にはよくないわけで

アーロンチェアに座っている自宅作業のときだって、集中力が切れたと思ったらコーヒーを淹れるか、やはり近所に買い物に行くか。あるいは、最近は5キロぐらい近所の上野公園を走ってリフレッシュなんてことも。

僕ももう32歳。決して若くはないわけで、健康にはそれなりに気を遣わねばと思うのです。
座るという姿勢は意外と身体に負担がかかるものだから、デスクワークはできる限り素早く終えられるように工夫する。
そして座るのであれば、とことん快適に座れるように考える。
さらに、座り疲れたら即座に休憩。身体を動かす。

こういう地味な努力で、生産性が少しでも上がればいいなぁ。
まだまだ長い仕事人生。今から、身体をケアしておいて損はないと思うのです。
少しでも長く働きたい、と今は思えるから。

Comment / Trackback (3)

  1. 計良拓自

    こんにちは。

    アーロンチェアに合うPCデスクがなくって、悩んでいたときにこの記事に出会いました。
    型番か名前を教えていただけないでしょうか?
    よろしくお願いいたします。

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  2. Takayuki Higashi

    > 計良拓自さん
    コメントありがとうございます。

    僕のデスクはIKEAのMICKEシリーズの9,990円のデスクです。
    http://www.ikea.com/jp/ja/catalog/categories/departments/workspaces/series/17499/
    デスク脇にキャスター付きの引き出しユニットを設置してます。

    個人的に、シンプルなデザインとコストパフォーマンスの高さが気に入っています。

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  3. Takesi

    こんにちは!!

    アーロンチェアいいですよね。

    僕もヘルニアになって以来、手放せません。
    ヘッドレストも、最近は日本でも販売されていますよ。
    http://chairslife.com/?pid=47242757

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