デザイナーとして成長するために重要なたったひとつのこと
成長する人としない人のもっとも大きな違いは、今の自分よりも一歩上の仕事をする準備ができているか否かだと思います。
パラダイム(思い込み)に囚われず、新しい物事や考えを受け入れる度量と謙虚さがあるか。未知の仕事にチャレンジしてやろうという勇気があるか。今の自分には見えないものを見ようとする冒険心があるか。
成長のために重要なのはデザイナーとしてのポテンシャルやスキルより、結局のところそうしたマインドなのだと今の僕は考えてます。
いつからだったろう。部署移動でオフィスが離れてしまった同僚が企てた「夜の部会」という名の呑み会が、毎月1回定例で開催されるようになったのは。
僕は腹を割って仕事を語れるこの「部会」が大好きなんだけど、そこで同僚のディレクターが言っていたのが、「仕事っていうのは『気にすること』だ」という言葉。
「なかなかいいこと言うなぁ」と思ったんだ。
神は細部に宿る
結局、デザイナーとして優れているか否かは、多くの人があまり気にしないようなディテールにどれだけ気づけるかなんだと僕は思ってます。つまり、どれだけいい「目」を持っているか。
もちろん、重箱の隅を突くようなミクロな話だけに終始してちゃダメで、大枠をきちんと捉えたうえでのディテールというのが重要。
デザインには、作り込むべきところとそうではないところがあるから、それを見極めることも必要。賞味期限の短いWebデザインの世界では特にそうした割り切りは重要になってくる。
Webデザイナーとして必要な、マクロ視点とミクロ視点 – 仕事の話アレコレ – Writing Mode
ひたすら細部にこだわって全体が見えないのとは違うのがとても難しいところなんだけど、しかし、結局のところ「神は細部に宿る」んだ。だから、そもそも細部に目がいかない人に精緻なデザインなんてできっこない。
プロのデザイナーがこだわるべき細部の仕上げ – やっぱりWebが好き – Writing Mode
まず、本物を見極められる「目」を養うこと。いい目を持たない限り、いいインプットはできない。
アウトプットを生み出し続けること
細部に気づけるのは、自分の作るものには何かが足りてないんじゃないかという謙虚さがあるから。
気づこうという努力をしているから。今の自分には、見えないものを見えるようになりたいという想いがあるから。
「自信がない」というのと「謙虚である」というののバランスも難しいんだけれど、基本的にいろんなものを見て、いい意味で盗めるものを盗もうというマインドがない人は、絶対にデザイナーとして成長しない。
そしてとても大切なのは、「盗んだもの」を自分なりに消化してアウトプットしていくことです。
人生、一生勉強だとは思うけど、30代なかばを迎えた僕は、いつまでも「勉強」なんて言葉を口にしているのも違うと最近は思ってます。インプットしたものはアウトプットしていかないと何の役にも立たないから、アウトプットの追いつかないインプットは時間の無駄であるとさえ思う。
特に最近の僕は、インプットに長い時間を割いてよい立場ではなく、レベルの高いアウトプットが求められていることを自覚してます。
「自覚」ってのは大切で、「オレがやらなきゃ」っていう意識がなければ、いつまでたっても今の自分を超える成長機会を掴むことはできない。
いつまでも「誰かに仕事のやり方を教えてもらえる」「仕事は他人から与えられるものだ」と思っている人に、そうした自覚は生まれてこないでしょう。
「成長する発想」と「成長しない発想」 | sogitani.baigie.blog
成長は与えられるものじゃなくて、自分自身が掴みとるもの。
なぜ、誰のためにデザインするのか
人生は自分探しの旅。自らに与えられた生命の意味を考え続けること。
自分が世のため人のため(もちろん自分自身のため)に何ができるのかを考えて、自分なりにできること(仕事)を見定めて、少しでも仕事の「サイズ」を大きくしようと努力し続けることなんだと僕は思ってます。
人生の意味なんてあんまり根を詰めて考えても仕方がないし、決して正解はないのが真理だとは僕も思います。
だけど、自分のちっぽけなプライドやエゴばかり守って、たいした理念も目的もなく、誰の役にも立たず、目の前に偶然存在している、自分(とその周囲のほんの数人)だけのための小さな「快楽」や「趣味」ばかりにエネルギーを費やすのはちょっと違うと思ってる。
ストイックと言われようが、ワーカホリックと言われようが構わない。僕は僕自身の持てるチカラを余すところなく発揮して、ちょっとでもいいから常に成長し続けて、少しでも多くの人に自らの成長を還元できるような人間になりたいと思って仕事(デザイン)をしてます。
口ばかり達者で自らは何も生み出さない「批評家」を気取るのは大嫌い。「自分でやる」「オレがそれをやりきる」という決意と覚悟を持ち、そして同時に「オレにしかできない」という自信だって持ってデザインに取り組みたい。
ちょっとでもいいものを作ることで、少しでも多くの人の役に立ちたい。
シンプルに言えばそういうことでいいんじゃないかな。
デザイナーとして成長するために重要なたったひとつのこと
もちろん、デザイナーとしてのポテンシャルやスキルってのは必要なんだと思う。人それぞれに得意なことと苦手なことはある。
僕も常に「自分はデザイナーという職業に向いていないのかもしれない」という弱気な自分と戦って生きてきた。今だってそう。
だけど何年もこの仕事をやり続けてきたから、自分にできることがちょっとずつ増えて同時に自信が付いてきた。
僕は決して一流デザイナーではないけれど。
デザイナーとして成長を続けるために重要なたったひとつのことは、つまるところ「情熱」なんだと僕は思う。スキルやテクニック、そして信頼や実績といった結果は後から付いてくると信じてやり抜くこと。
頑張ったからいい結果が出るとは限らない。それを知りながら頑張ることが「大人」の頑張り方だと思う。だけどまず、頑張ってみないことにはどんな結果も生まれっこない。
僕自身はまだ、デザインを作ることに対して決して「冷めてない」と思ってます。この情熱が絶えないうちは、きっとまだデザイナーとしての成長を続けられるはず。
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そうしたマインドはあるのが大前提(それが資質ってやつ)。なので、現実として重要なのはポテンシャルやスキルのほうでしょう、まじめな話。それらがあることで機会をより多く得ることができ、結果として成長できる / “デザイナーとして成長す…” http://t.co/HOQPnaJ47j
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